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わんこ・淫乱・血

500円以下(税別)で食べられる、ワンコインランチの可能性を探ります。 以前は「居酒屋メニューコレクション」というブログだったので、その頃の記事も残っています。

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池袋・楽釜製麺所/ぶっかけうどん 冷 並(260円)※定価290円


初めに断っておくが、今日のランチでとんでもない奇跡が起きた。

この出来事が原因で、今後自分に、何らかの天罰が下ることは間違いない。
とんでもない大外れのランチを引き当ててしまうか、いや、もっと不幸なことが起きてしまうかもしれない。
考えるだけで恐ろしいが、つまりそのくらい、ミラクルなランチだった。
ありのままに記しておこうと思う。


まず好きなうどんを注文し、その後セルフサービスで天ぷらなどのトッピングを選び清算する、いわゆる“さぬき方式”のうどん屋もすっかり関東に定着した。

最も貢献したのは平成12年に本場香川で創業した「はなまるうどん」だろうか?
かけうどんの“小”が100円(現在は130円)で食べられるという、本場に劣らぬスナック感覚は、世間に大変なインパクトを与えた。

次にそのクオリティの高さで店舗数を増やした「丸亀製麺」の1号店は、意外にもはなまると同じく平成12年、兵庫県にオープン。
この2店がやがて関東に進出し、自分もすっかりさぬき方式のうどんの恩恵に預かれるようになった。

それに対し、平成21年に新宿で産声を上げた「楽釜製麺所」には、池袋に進出した当初も正直“後追い感”を感じずにはいられなかった。
母体は「三光マーケティングフーズ」で、系列には「金の蔵Jr.」や「月の雫」「東京チカラめし」などがある。
どの店もなんとなく看板や店構えのテイストが似ているし、若干上品さに欠けるイメージもあった。

しかし、行ってみた。
そしたら、美味かった。
今挙げた店の中で一番好みだった。

楽釜製麺所のうどんは、3店の中では最も歯応えがある。
本場香川でうどんを食ったことがないので確証はないんだけど、この歯応えは、いわゆるさぬきうどんの“コシ”とは異なっていると思う。
単に固いというか、それこそ麺の固さで有名な“武蔵野うどん”とさぬきの中間のようなイメージで、しかしそこが自分は気に入った。
それ以来、手軽にさぬきっぽいうどんを食べようと思ったら、ほぼ楽釜製麺所にしか行かなくなった。
職場である池袋には3店舗ともあるのに。

最も良く頼むメニューは、冬場は“かけ”。
これは関西風の透明に近い優しい出汁を自分で注いで食べる。
夏場は“ぶっかけ”の冷。
こちらには麺つゆっぽい黒いツユがかかっていて、暑い時にはさっぱりと食べられていい。
トッピングで一番好きなのは“鶏天”だ。
しっかりと下味の付いた鶏肉に厚めの衣が頼もしく、それでも120円というお手頃価格が嬉しい。


で、いよいよ今日の出来事に言及していこう。

選んだのはぶっかけの冷、並。
値段は290円。
さらに、よくここに通っている自分は割引券を持っていた。
一回一回提出するタイプではなく、見せればいいだけのパスカード方式。
レジで手間取らないよう、これをあらかじめお盆の隅に乗せておく。



うどんを受け取り、トッピングの天ぷらやいなりなんかのサイドメニューコーナーはスルー。
レジ横で、天かす、ネギ、ゴマ、しょうがが入れ放題なので、今日はそれでいいやと思ったのだ。

レーンの上にお盆を滑らせながらレジへと近付き、入れ放題の天かすのバットを見たところで事件は起きた。

よくこういう天かすの中には、ただの衣だけじゃなく、どこからかやって来た野菜の破片なんかが紛れ込んだ“当たり天かす”が存在するのはご存知だろう。
我が目を疑った。
そう、まさに今日、自分は、かつてない規模の超大当たり天かすを目の当たりにしたのだ!

それはかき揚げの全ての具材を内包した、むしろ“かき揚げそのもの”と言ってしまってもいいシロモノだった。
しかしかき揚げ自体のバットは離れた位置にあって、隣だったからなんかの拍子にはみ出して落ちちゃった、とかいうことでないのは明白。
それに楽釜製麺所のかき揚げは、かなりでかい。
あらためて当たり天かすを観察すると、「これをかき揚げと呼んでしまっては本物のかき揚げに対して全く申し訳ない」という大きさだ。
これはやっぱり天かすなんだと、堂々と丼に取る。

それからネギやゴマをいつも通りによそい、レジへ。

お兄さんの「ありがとうございます!ぶっかけの並と、かき揚げですね〜!」の声に、狼狽する。

「あ、えっと、これは今そこから取ったやつで…」

恥ずかしい。
こんなケチくさい説明をしている自分が心底情けない。
がっついて当たり天かすなんて取るんじゃなかった。
そうだ、後の人たちのために残しておけば良かった。
自分よりも若い学生たちだってここは利用する。
そんな彼らがこの素晴らしい当たり天かすに出会えば、一生の思い出になるし、何らかの人生の糧にもなったはず…。

後悔の念がすごい。

冷静に考えれば、こうなることは容易に想像できた。
なんたって、自分がレジに提出したうどん、これだもん。



「これは何の写真?」と聞かれたら、日本人ならば100人が100人「かき揚げうどん」と答えるだろう。

しかし待て!楽釜製麺所のかき揚げはこれの3〜4倍はある。
店員ならその大きさでこれを瞬時に天かすと判断するべきじゃないのか!?
ほんの一秒くらいの間に様々な思索や逆恨みの言葉が頭を巡る。

しかしその瞬間、隣にいた揚げ場のお姉さんが救いの手を差し伸べてくれた。

「さっき大っきいかき揚げの破片が出ちゃったのよ〜」

心の底からの感謝とはこういう気持ちのことだろう。

「そうなんですか!失礼しました〜!」

となり、お会計が、30円引きにて、締めて260円。

一旦頭を切り替えないと箸を付けることもままならない今日のランチだが、良く考えると後に引きずるような問題ではない。
そう思い直して食べたら、いつも通り美味いうどんだった。
ごちそうさまでした。

しかしこんないい思いをしてしまった以上、天罰が下るのを免れるには、これからも楽釜製麺所に通い続ける以外に方法はないだろうな。
自分の楽釜びいきは続きそうだ。


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