7月も後半に入り、本格的に蒸し暑い日々。
こう暑いと、昼休みの一時間といえど、人、建物、室外機の多い職場の池袋から逃げ出したくなる。
そんな時は迷わず駅に向かい、西武線で椎名町か東長崎へ避難することが多い。
のんびりしたこれらの街は、体感温度が三度くらいは違うからだ。
まぁ実際はデパートでも図書館でも喫茶店でも行けばいくらでも涼むことはできるんだけど、気分的な問題の方が大きいので。
さて、今日はなんとなく東長崎までやってきてふらりと街を一周し、なんとなく南口のここに入ってみることにした。

中華 麺飯店
もっと他に名前の候補はなかったのか?って感じだが、500円からバリエーション豊かなランチメニューが並んでいる。
特に惹かれたのは店頭の「夏季限定 冷し麺」の看板で、全6種類で、全て500円。

席に着き、出してもらった冷たいお茶を飲み干す。
時間は13:30くらい。
男性客が2名と、女子会らしき妙齢の女性3人組がおり、静まりきってはいないが適度に落ち着いた店内だ。
ランチメニューに一通り目を通し、やはり「夏季限定 冷し麺」のコーナーから選ぶことにする。
・ジャージャン麺
・汁なし担々麺
・トマト冷麺
・蒸し鶏の冷麺
・冷し中華
・マーラー冷麺
どれもうまそうだけど、夏バテ気味な身体を刺激したいこともあり、一番辛そうな「マーラー冷麺」を選んでみた。

マーラー冷麺(540円)
「540円ならワンコインを超えているじゃないか!」とお怒りになる気持ちもわかるが、このご時世、消費税だけは多目に見て頂かないと、このブログの選択肢は大幅に狭まってしまう。
この40円はお店の方に払ったのではなく、消費にかかる税だということで今後もご了承願いたい。
さて、マーラー冷麺がやってきた。
見た目は普通の冷やし中華に辛味噌を乗っけたような感じだ。

麺はちょっと太目の平打ちで、つやつやしててとても綺麗。
これを2、3本取ってすすってみると、ツルツルっとしていて、噛むとフワフワモチモチとしていて、なかなかうまい。
酸味のあるタレがかかっており、やはりベースはそのまま冷やし中華のようだ。
これは混ぜて食べるのが正式だろうと、全体をガーッと混ぜる。

うん、一気に別物になった。
見た目もそうだが、辛味噌の強いしょっぱさと辛さで、当初あった酸味などはすっかりかき消されてしまい、「これぞ麻辣!」という、勢いのある食べ物に生まれ変わったようだ。
ベースには豆板醤を感じるが、もちろん花椒もふんだんに入っているようで、食べ進むうちにじわじわと舌が痺れてくる。
個人的にはなんかもっと甘味があった方が好きだなって思ったけど、それだと別物になってしまうし、これはこれでって感じ。
無心で食べ終わったあとはしばらく舌がピリピリと心地良く痺れ、そしてなんだか夏バテ気味の気だるい身体に喝を入れられたような爽快さがあった。
夏の間に、6種類の冷し麺を制覇してみてもおもしろいかもな。
それにしてもここ、メニューを見ると、サワー類は250円だし、280円からの前菜つまみも充実してるし、夜飲みにくればかなり満足できそうだ。
「1980円で2時間店内のメニュー食べ放題(プラス1000円で3時間)」なんて張り紙もあった!
店を出、入店前には気付かなかった写真に目が止まる。


これは“名古屋飯”のひとつとして有名な、あの台湾ラーメンかな?
東長崎で食べられるのか。
しかも380円と安い!
これもどんなもんか、今度食べにきてみよっと。
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