なにか力強いおかずで白米をガシガシと搔き込みたい気分になりながらふらふらと歩いていると、ここが目に付いた。
そういえば、数年前に“からあげ酒場”としてオープンした時に気になってから結局行ってないなと、入店してみることに。
絶妙に寂れ、雑多な店内。
センセーショナルに開店し、“天下鳥ます”などとダジャレの名前を付け、そして数年を経てくたびれ始めたこんな雰囲気、嫌いじゃない。
からあげ定食(唐揚が6個)と迷ってこちらを注文。
白身魚のフライとからあげ定食(480円)
野菜っ気が無い。
メインの皿にポテサラと少しの千切りキャベツが乗っているが、ポテサラはマヨネーズ濃厚、キャベツはごま油味。
あまり健康的とは言えないが、そもそもそういうものを求める店ではないか。
付け合わせは鳥皮たっぷりの味噌汁と、鳥皮ポン酢。
鳥皮が余ってしょうがないんだろう。
唐揚は3個。
大変柔らかく揚がっていて、少し薄味。
米に合わせるなら、やたらと種類のあるトッピングのソース(40円〜)を追加した方が良かったのかも。
白身魚フライはサクッと揚がっていた。
とにかくご飯が大量な上に唐揚はマイルドなので、米対おかずの割合計算に気が気じゃない。
高校時代にクラスメイトの小山ってやつが「オレ学食の唐揚弁当、唐揚を一個残して米全部食えるぜ」と自慢してきて、「どうでもいいなこいつ」と思った記憶があるが、今になって小山にその技を教わりたくなるとは思わなかった。
なんとか完食。
当初の目的が果たせて良かったけど、さすがに苦しい。
性格的に、よっぽどのことがないと残せないんだよな。
店内には芸能人のサインもたくさん飾ってあり、ふと、鉄拳と長井秀和が並んでいるのを発見。
それぞれの芸人人生の浮き沈みと現在に思いを馳せると、なんとも言えない気持ちになり、店を出た。
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