昼間、池袋東口の飲み屋街「美久仁小路」をふらふらしていたらこんな看板を見かけた。

美久仁小路は昭和の面影を残す、こじんまりとした酒場やスナックが並ぶ横丁。
ランチをやってる店は珍しいので、興味を持ち入ってみることに。

「くさの」というお店らしい。
外観はいかにもな飲み屋。
店内はカウンター中心で、定員は10数名といったところだろうか。
隅々まで清潔でずらっと酒が並び、お昼を食べるにはちょっとソワソワしてしまう環境。
さっそくせいろ蕎麦を頼むと、温かいおしぼり、そして水と小鉢が出てきた。

価格はワンコインだけど、そこらの立ち食いとはあきらかに違うサービスに、なんとなく背筋が伸びる。
小鉢はとろみを付けた野菜と厚揚げの煮物。
甘めの優しい味付けでとても美味しい。
いくらあっさりと済ませたい気分の日でも、昼にせいろ蕎麦一枚だけの時って、「あとひと味なにか欲しい」って気持ちになったりするので、これはとてもありがたい。
すぐに蕎麦も到着。

せいろ蕎麦(500円)
美しい見た目に期待が高まる中さっそく一口手繰ってみると、わ!うまい!
細めで角の立った蕎麦は歯応え十分、喉越しも抜群。
香りもしっかりとして、あきらかにワンコインで食べられるレベルを超えている。

限定15食の手打ちだそうで、ご主人が蕎麦好きだからランチも始めちゃったって感じなのかもな。
あっと言う間にたいらげ、そば湯で締めてごちそうさまでした。
いいお店を見つけたなぁ。
さらに嬉しいことに、壁には夜のメニューも貼ってあったんだけど、そっちがまた魅力的!
こだわりを感じるラインナップの日本酒は全て90ml(一合の半分、五尺)単位で提供され、2〜300円台が中心。
料理もどれも酒に合いそうなものばかりで、全般的にとてもリーズナブルだった。
思わず流れで注文してしまいそうになったけど、今はランチタイム。
今度は17時以降に、絶対飲みに来てみよっと!
PR
http://paricco.blog.shinobi.jp/%E3%83%AF%E3%83%B3%E3%82%B3%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%81/%E6%B1%A0%E8%A2%8B%E3%83%BB%E3%81%8F%E3%81%95%E3%81%AE%20-%20%E3%81%9B%E3%81%84%E3%82%8D%E8%95%8E%E9%BA%A6%EF%BC%88500%E5%86%86%EF%BC%89池袋・くさの / せいろ蕎麦(500円)