昼休み、今自分が何を食べたいか? 全くわからないで延々とうろうろしてしまうことが月に一度くらいある。
そば? うどん? まさかのパスタ? 色んな店の前まで行っては「違う気がする…」と通り過ぎ、気付けば30分も40分も経っていることがある。
今日がまさにそんな日で、がむしゃらに歩き回っていたら東長崎の「トキワ荘通り」のあたりに辿り着いた。
手塚治虫先生、藤子不二雄先生、赤塚不二夫先生をはじめとした漫画の神様たちが熱い青春時代を過ごした「トキワ荘」のあった商店街。
「まんが道」でおなじみの「松葉」は今も健在だ。

「ンマ〜イ!」

が、なんとなくラーメンの気分ではなかったのでここも通り過ぎて、その並びのこんな店に目がとまった。

軽食・なかや
昔ながらの定食屋らしく、ラーメン、カツ丼、生姜焼き、そしてカレーライスなどがメニューに並んでいる。
そうだ、どんなに何を食いたいかわからない日でも、大好物であるカレーなら満足する可能性は他のものより高い。
加えて、こういう中がどうなっているかわからない店に入るのは、その体験に値段以上の価値があったりする。
よし、いいかげん店を決めないと休み時間も終わってしまうし、今日はここにしよっと!
おじゃましま〜す。

昼時を過ぎていたので先客はなく、店内にはかわいいおばあちゃんといった雰囲気の女将さんがひとり。
のんびりとテレビを見ておられた。
予想通り味のある店内で、テレビの上にあるパステルグリーンのラジカセなんかたまらない。

メニューはシンプルで、ラーメンが400円。
えらく安く感じるが、ここらへんの大衆食堂/中華屋はどこもこのくらいの値段。
席に着くとすぐに温かいお茶を出してもらった。
入る前から決めていたので、すぐに「カレーライス」を注文。

おお! 理想的なビジュアル!
マヨネーズがかかった生野菜サラダは見たままの味だけど、その一皿が嬉しい。
どこか懐かしい味わいの味噌汁、柔らかめに炊かれた米に、祖母の家で食べた夕食を思い出してちょっとノスタルジックな気分になった。

カレーは具が少ないように見えるがドロドロに野菜の旨味が溶け込んでおり、そしてコロコロと角切りの豚肉が入っている。
「カレーには厚みのある豚肉が最高!」と常々思っているので、これは大満足。
味自体も“ザ・家庭的大衆カレー”といった感じでめちゃくちゃ好みだった。
最後の方はちょっとルーが足りなくなってしまったけど、ケチっているとかではなく、こんもりと盛られたご飯かかなりの量だからだろう。
おかげで月曜の昼から満腹になりすぎた。
また個人的な理想に近いカレーの店を見つけられて嬉しいな〜。
ごちそうさまでした!
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