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わんこ・淫乱・血

500円以下(税別)で食べられる、ワンコインランチの可能性を探ります。 以前は「居酒屋メニューコレクション」というブログだったので、その頃の記事も残っています。

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池袋・小諸そば / ごまだれせいろ+大盛り(380円)


小諸そばに、ごまだれせいろの季節がやってきた。

数年前、長いこと職場の最寄りだった「富士そば」よりも手前にニューオープンして以来、最も利用頻度の高い立ち食い蕎麦チェーンは「小諸そば」となった。
ツユや蕎麦は平均的な味で飽きがこず、天ぷらもちゃんとサクサクしてて、なにしろ安い。
日常的に使うには文句の付けようがない、優等生的立ち食い蕎麦といえる。

以前もそんな話で、親しくしてもらっているDJ ANiIIIIiiiKiiと盛り上がっていて、「特に季節限定の“ごまだれせいろ”がヤバい」という情報をもらった。
ちょうど提供中だったのでさっそく試してみると、普通のもりそばとは全く違った味わいで確かにうまい!
しばらくの間これにはまって食いまくった。

このメニューは季節限定で、一年の中で自分の最も好きな時期である“初夏”の訪れとともに提供を開始することもあり、存在を知ってからずっと、とんでもなく良いものというイメージで捉えている。

そして今年も、きっちりこの季節がやってきた。



ごまだれせいろ+大盛り(380円)

大盛りは蕎麦1.5倍で+30円。
ごまだれせいろ本体は、去年は340円だったはずなので、消費税の関係で10円値上がりしたんだろう。
辛い。

小諸のスタンダードはスッキリとした一般的な蕎麦ツユだが、こちらは甘味のある濃厚ごまだれ。
そこにほんの少しだけ酸味を感じ、これが爽やかさを増幅させている気がする。




蕎麦をすするとふわっとゴマの香りが広がり、やがて濃厚なタレの旨味が加わって、せいろながらパンチがあるところがいい。
しかも、ゴマすり機に入ったゴマまで添えられて出てくるので、自分好みでどこまでもゴマ濃度を高めていくことができる。
(入れすぎるとバランスが崩れる)

小諸はネギが入れ放題なところもポイントが高く(ちなみにカリカリ小梅も食べ放題)、普通の七味の他に柚子七味もあり、これらを駆使すれば、どこまでも味に変化を付けながら食べ進めていくことが可能。
しかし調子良くネギなんかをどんどん投入していると、通常のツユより具に絡みやすいごまだれはみるみる減っていき、最後は器側面にわずかに残ったタレを蕎麦で絡めとりながら食べるという情けない状態に陥るので、そこだけは注意が必要だ。

いや、つけダレが無くなったらもらえるんだろうけど、こんないいものを追加で頂いてしまうのは気が引けて…。


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浜松町・明治パーラー / ビーフカレー(500円)

先日「M3」というインディー音楽系の即売イベントがあり、会場の「東京流通センター」へ向かうべく、レーベルメンバーと浜松町で待ち合わせをした。
ここでメンバーの1人、鼓膜シュレッダーのツージーが電車を乗り間違え、少々遅れるということで、すでに合流していたDJイオと「朝飯でも食いますか」ということになり、なんとなく入ったのが「明治パーラー」。



改札前の通りをメインストリートとすると、1本入ったちょっとわかりにくい位置にあり、お客はまばら。
見ての通り駅構内によくあるスタンド的な店舗で、珈琲紅茶、ホットドッグ、サンド類がメイン。
ビールやソーセージなどのつまみもちょっとある。
それから、カレー。
ビーフ、ポーク、チキンの3種類に各種トッピングが用意され、なかなか力が入っていそう。

ポークカレーとチキンカレーが520円なのに対し、ビーフカレーはなんと500円!
何気なくこれを食べてみたら、あまりに好みのカレーだったので驚いた。


で、別の日、今度は「文学フリマ」という文学系の即売イベントで、また流通センターに行く機会があった。
となると今回は、明治パーラーでカレーを食べることが、外せない目的のひとつとしてその日のスケジュールにがっちり組み込まれることとなる。

出がけに忘れ物をしてしまったりして、浜松町に着いたのが、一緒にブース出展させてもらうライターの大坪ケムタさんとの待ち合わせの20分前。
若干不安な所要時間だけど諦めるわけにはいかず、慌てて明治パーラーに駆け込む。

紳士的でとても心地の良い接客をしてくれる店員のおじさんに、今日もビーフカレーを注文。
ルーは作り置きなので、待ち時間無しで出てくる。



ビーフカレー(500円)

これこれ!
この“ザ・日本のカレー”の平均値を取ったかのようなルックス。
ノスタルジックなアルミ皿。

自分は「好きな食べ物は?」と聞かれれば「カレー!」と即答するほどのカレー好きなんだけど、かといって色んな名店を食べ歩いたりしてるわけではない。
喫茶店や定食屋、あとは松屋のカレーとか、そういうのがあれば満足だ。
で、このカレーはそんな自分にとっての“理想のカレー”と言えるくらい大好きなタイプ。
500円という切りの良い値段もいいなぁ。



ルーはとにかくもったり感がないと嫌で、このカレーの粘度はベストに近い。
辛い物大好きなんだけど、カレーにはそこは求めておらず、むしろ甘味、酸味のバランスの方が重要だと思っていて、それもぴたり。
価格はリーズナブルだけどレトルトのような安っぽさはなくて、きちんとスパイス感があるのも素晴らしい。
ホロホロに崩れた牛肉も適度な量で、高級感を主張するようなことはなく、きちんと日本のカレーらしいバランスを保っている。
そして真っ赤な福神漬け!
これは後半に思い切ってカレー全体に散らし、味の変化を楽しむ。
あ〜、想像するだけで幸せ!


ワンコインを超えてしまうけど、今度はチキンやポークカレーも試してみたいところ。
また、店内で繋がっている「マロンド」というパン屋のパンは、ここで飲み物を注文すると持ち込んでいいらしいので、そういう使い方もいい店だろう。



「カレー好きを自称する奴がこれだけ大絶賛してたから」と期待して食べにいくと、「単なる普通のカレーだった」ということになるのでご注意を。
とにかく自分はこういうカレーが大好物。


練馬・西友 キッチンフェスタ / カツ丼+ルイボスティー(423円)

通勤電車から外を見ていて「あれ?なんか景色が変わった?」と思っていたら、練馬駅前の「Coconeri」がオープンしてた。
駅に隣接し、病院や区の施設、それから一般の店舗などが入った複合ビルだ。

こういう時やっぱり気になるのは一般店舗部分で、どんな店が入るのかを真っ先にチェックしてしまう。

しかし、隣に巨大な「西友」があるのにスーパーの「ライフ」が1階のスペースをほぼ占めていたり、ユニクロや薬局といったあまり真新しくもない店しか入っておらず、はっきり言ってほとんど興味が湧かなかった。

とはいえ、無目的に散歩することが大好きな自分、先日、とりあえずふら〜っと行ってみた。



真新しい建物はそれだけでなんとなく嬉しく、ビル内をくまなく探検。
このエスカレーターで4階まで行ってみる。



すると、素晴らしい空中庭園が!





有名スポットというわけではないので人はまばらだが、気持ちの良い空間にベンチや花壇が配置され、子供たちが走ったり隠れたりして遊ぶのにはぴったりのようで、子連れのお母さんたちなんかが楽しそうにすごしている。

さらにこの庭園、建物の中ではなく外側の階段を通っても下の階へ降りていける。



見慣れた練馬文化センターと、見慣れないスペースの対比が新鮮。

このままズンズン進んで行くと2階の入り口、さっき上っていったエスカレーターの下に辿り着く。
なんていうか、建物の中と外が仕切りが曖昧なまま繋がっているような作りになっていて面白い。
期待値が限りなくゼロに近かったこともあって、すぐ見直し、気に入ってしまった。
Coconeri。

入り口から建物の中に戻る。
テナントで唯一興味があったのは輸入食材の「KALDI」が経営するという珍しいカフェ「CAFE KALDINO」だが、なんだか他のチェーンのカフェとそう大差はなさそうだった。
まだ行ってないのではっきりとは判断できないけど。

それよりも3階、KALDIの真上あたりにある喫茶スペース「CAFE CLOVER」に惹かれ入ってみた。



練馬駅前を見下ろす大きな窓も気持ち良く、ここはけっこう穴場なんじゃないか?

しかもオープン記念でドリンクが100円、フードが150円均一!
これは4/25までらしいので、以降どんな価格帯になるのかも気になる。

この日は食事は済んでいたのでコーヒーだけにして、あらためて後日、メニューにあった「ハム&チーズトースト」でも食いに行ってみるか、と向かうことにした。


それが今日。
しかし「CAFE CLOVER」、水曜定休…。

さっそく路頭に迷ったが、弁当とお茶でも買って、Coconeriのどっかのベンチででも頂こうと計画を変更し、えいっ!と西友に飛び込む。
なぜ1階のライフに入らなかったかというと、地元で最もよく使うスーパーがライフで、置いてあるものが予想できすぎるので。



西友に入っている「キッチンフェスタ」とかいう、肉料理をメインに扱う総菜屋で、カツ丼を買って来た。

ランチタイムを少々過ぎていたので、410円の100円引きで310円(税込334円)。
ペットボトルのヘルシールイボスティー(税込89円)と合わせても、計423円だ。
さすが弁当は安い。
量も自分には多すぎるくらい。



ピクニックみたいで最高!
カツ丼も見たままの味で、あぁ、文句なしにうまい。


さて、なかなかいいランチタイムにはなったけど、「CAFE CLOVER」のオープン記念メニューも是非味わっておきたい。
チャンスは明日と明後日のみ。
そのどちらかで、また池袋からわざわざ練馬に出向かないとな…。


江古田・Instant Plus+ /ランチセット+グリーンカレー(450円)


先日、江古田の街を徘徊していると「缶詰でお酒が飲めてレトルトで食事ができる店」というキャッチフレーズを大きく掲げている店を見つけた。
面白そうだと思ったけどその時はタイミングが合わず、頭の中の後日行ってみようリストへ追加。
そして今日、行って来た。

膨大な種類のレトルトカレーと缶詰を取り揃えており、昼は食事、夜は加えて酒も飲めるらしい。
いくつかこんな感じの店を見たことはあるが、入るのは初めて。
ちょっと緊張しつつ、解放されていた入り口から店内へ。



テーブルが数卓とカウンターがあり、目の前には江古田駅のホームが見える。

店長さんに気付いてもらうと、すぐ簡単なシステムの説明があった。
「お昼は主に、壁に並んだレトルト食品から好きなものを選んで頂き、+250円でサラダとライス付きのランチとしてお出ししています」と。

さっそく店内を見回してみる。



大量のレトルトカレー(一部に牛丼、中華丼、親子丼などの具も)。
半分以上見たこともない、ご当地の珍しいもののようだ。



逆側には缶詰コーナー。
こちらは夜のつまみ向きかな。

そのバリエーションに圧倒されながらも、カレーを吟味する。
一部にはコンビニやスーパーでよく見るお馴染みのものもあり、「カリー屋カレー」や「カレー職人」などはほぼ定価の100円。
250円を足しても相当安上がりだ。

もちろん振り幅も広く、けっこう高価なブツも多い。





カレー好きとしてはどれも興味をそそられる。
松坂牛や飛騨牛を使ったカレーはもちろん食べてみたいし、三川赤鶏の「肉味噌カレー」ってのもうまそう。
「牡蠣カレー」の横に「柿カレー」を並べてあるところなんか、こういう店ならではの遊び心を感じる。
柿カレー、どんな味なんだろ…。

ただ今日はこの中から、大阪ハチ食品の「グリーンカレー」を選んだ。



こんなに色々ある中で、これ!
最大の決め手となったのは“値段”で、ずばり200円。

もちろんこのブログのテーマである“ワンコイン”を意識して、250円以下に限定してチョイスしたんだけど、これだけ色々と種類がある中で、こういうどこででも手に入りそうなアイテムを選ぶのは勇気がいった。
しかもお店のラインナップの中でもかなりの低価格商品。
店長さんへの「これにします」がすごく言いづらい。
だって自分が逆の立場だったら「もっと珍しいのあるのになー」って思うもん、多分。
はっきり言って、1000円とかの高級レトルトカレーを頼んで懐の痛みに耐える方が少しは楽だったかもしれないが、何はともあれ注文は完了。
もちろん店長さんは嫌な顔ひとつせず「はい、グリーンカレーですね!けっこう辛いですが大丈夫ですか?」とこちらの心配までしてくれた。



ほどなくしてスープとサラダが届く。
スープはワカメ、もやし、水菜、ベーコンと具沢山。
サラダも新鮮な野菜の上にコーンがたっぷりでうまい。



さらにカレーが到着。
もちろん温めてくれてあるので、見た目はもう普通の飯屋のランチだ。

量もたっぷりで、レトルトながらきちっと満足感を得られるようにという気遣いが嬉しい。
ワンコイン以下でタイカレーを食べられる店ってなかなか無いしね。



で、肝心のカレーだけど、そこはレトルトの、しかもお手頃商品、本場のグリーンカレーというよりは、“グリーンカレー風カレー”という感じ。
パッケージに“鶏肉とひよこ豆入り”とあったが、鶏肉はよっぽど細かくされてルーに溶けてしまったのか、あまり実感はされなかった。
ただカレーに入ってると嬉しくなるひよこ豆はちゃんとコロコロしてるし、トロッと煮込まれた玉ねぎなんかの旨味もあり、「これはこれで」って感じで美味しく頂けた。
自分がかなりの辛党ということもあるのか、辛味はさほど感じなかったな。


というわけで、面白いコンセプトで十分に満足感のあるお昼を過ごさせてもらえた、Instant Plus+。
より堪能するならば“少々値段は張っても珍しいカレーを選んでみる”か“最安100円のカレーを選んで食費を節約する”かどちらかの方がいいのかもしれない。

珍しい缶詰をつまみにあれこれ言いながら酒を飲むのは楽しいので、次は夜かな?


池袋・楽釜製麺所/ぶっかけうどん 冷 並(260円)※定価290円


初めに断っておくが、今日のランチでとんでもない奇跡が起きた。

この出来事が原因で、今後自分に、何らかの天罰が下ることは間違いない。
とんでもない大外れのランチを引き当ててしまうか、いや、もっと不幸なことが起きてしまうかもしれない。
考えるだけで恐ろしいが、つまりそのくらい、ミラクルなランチだった。
ありのままに記しておこうと思う。


まず好きなうどんを注文し、その後セルフサービスで天ぷらなどのトッピングを選び清算する、いわゆる“さぬき方式”のうどん屋もすっかり関東に定着した。

最も貢献したのは平成12年に本場香川で創業した「はなまるうどん」だろうか?
かけうどんの“小”が100円(現在は130円)で食べられるという、本場に劣らぬスナック感覚は、世間に大変なインパクトを与えた。

次にそのクオリティの高さで店舗数を増やした「丸亀製麺」の1号店は、意外にもはなまると同じく平成12年、兵庫県にオープン。
この2店がやがて関東に進出し、自分もすっかりさぬき方式のうどんの恩恵に預かれるようになった。

それに対し、平成21年に新宿で産声を上げた「楽釜製麺所」には、池袋に進出した当初も正直“後追い感”を感じずにはいられなかった。
母体は「三光マーケティングフーズ」で、系列には「金の蔵Jr.」や「月の雫」「東京チカラめし」などがある。
どの店もなんとなく看板や店構えのテイストが似ているし、若干上品さに欠けるイメージもあった。

しかし、行ってみた。
そしたら、美味かった。
今挙げた店の中で一番好みだった。

楽釜製麺所のうどんは、3店の中では最も歯応えがある。
本場香川でうどんを食ったことがないので確証はないんだけど、この歯応えは、いわゆるさぬきうどんの“コシ”とは異なっていると思う。
単に固いというか、それこそ麺の固さで有名な“武蔵野うどん”とさぬきの中間のようなイメージで、しかしそこが自分は気に入った。
それ以来、手軽にさぬきっぽいうどんを食べようと思ったら、ほぼ楽釜製麺所にしか行かなくなった。
職場である池袋には3店舗ともあるのに。

最も良く頼むメニューは、冬場は“かけ”。
これは関西風の透明に近い優しい出汁を自分で注いで食べる。
夏場は“ぶっかけ”の冷。
こちらには麺つゆっぽい黒いツユがかかっていて、暑い時にはさっぱりと食べられていい。
トッピングで一番好きなのは“鶏天”だ。
しっかりと下味の付いた鶏肉に厚めの衣が頼もしく、それでも120円というお手頃価格が嬉しい。


で、いよいよ今日の出来事に言及していこう。

選んだのはぶっかけの冷、並。
値段は290円。
さらに、よくここに通っている自分は割引券を持っていた。
一回一回提出するタイプではなく、見せればいいだけのパスカード方式。
レジで手間取らないよう、これをあらかじめお盆の隅に乗せておく。



うどんを受け取り、トッピングの天ぷらやいなりなんかのサイドメニューコーナーはスルー。
レジ横で、天かす、ネギ、ゴマ、しょうがが入れ放題なので、今日はそれでいいやと思ったのだ。

レーンの上にお盆を滑らせながらレジへと近付き、入れ放題の天かすのバットを見たところで事件は起きた。

よくこういう天かすの中には、ただの衣だけじゃなく、どこからかやって来た野菜の破片なんかが紛れ込んだ“当たり天かす”が存在するのはご存知だろう。
我が目を疑った。
そう、まさに今日、自分は、かつてない規模の超大当たり天かすを目の当たりにしたのだ!

それはかき揚げの全ての具材を内包した、むしろ“かき揚げそのもの”と言ってしまってもいいシロモノだった。
しかしかき揚げ自体のバットは離れた位置にあって、隣だったからなんかの拍子にはみ出して落ちちゃった、とかいうことでないのは明白。
それに楽釜製麺所のかき揚げは、かなりでかい。
あらためて当たり天かすを観察すると、「これをかき揚げと呼んでしまっては本物のかき揚げに対して全く申し訳ない」という大きさだ。
これはやっぱり天かすなんだと、堂々と丼に取る。

それからネギやゴマをいつも通りによそい、レジへ。

お兄さんの「ありがとうございます!ぶっかけの並と、かき揚げですね〜!」の声に、狼狽する。

「あ、えっと、これは今そこから取ったやつで…」

恥ずかしい。
こんなケチくさい説明をしている自分が心底情けない。
がっついて当たり天かすなんて取るんじゃなかった。
そうだ、後の人たちのために残しておけば良かった。
自分よりも若い学生たちだってここは利用する。
そんな彼らがこの素晴らしい当たり天かすに出会えば、一生の思い出になるし、何らかの人生の糧にもなったはず…。

後悔の念がすごい。

冷静に考えれば、こうなることは容易に想像できた。
なんたって、自分がレジに提出したうどん、これだもん。



「これは何の写真?」と聞かれたら、日本人ならば100人が100人「かき揚げうどん」と答えるだろう。

しかし待て!楽釜製麺所のかき揚げはこれの3〜4倍はある。
店員ならその大きさでこれを瞬時に天かすと判断するべきじゃないのか!?
ほんの一秒くらいの間に様々な思索や逆恨みの言葉が頭を巡る。

しかしその瞬間、隣にいた揚げ場のお姉さんが救いの手を差し伸べてくれた。

「さっき大っきいかき揚げの破片が出ちゃったのよ〜」

心の底からの感謝とはこういう気持ちのことだろう。

「そうなんですか!失礼しました〜!」

となり、お会計が、30円引きにて、締めて260円。

一旦頭を切り替えないと箸を付けることもままならない今日のランチだが、良く考えると後に引きずるような問題ではない。
そう思い直して食べたら、いつも通り美味いうどんだった。
ごちそうさまでした。

しかしこんないい思いをしてしまった以上、天罰が下るのを免れるには、これからも楽釜製麺所に通い続ける以外に方法はないだろうな。
自分の楽釜びいきは続きそうだ。


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